基礎知識

2021年からNFTが流行りだした理由を解説

2022-06-16

 

そういえば、どうしてこんなにNFTって流行っているの?

 

本記事では、こんな疑問にこたえていきます。

 

2021年ごろから流行りだしたNFTですが、それまではあまり耳にすることも少なかったはず。最近になって目にする機会も増えてきたけれど「どうして今なの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、NFTがなんで最近はやりだしたのか、なぜ世界中の企業が参入しているのか、わかりやすく解説します。この記事を読めばNFTが流行りだした背景を理解することが出来ますよ。それでは行ってみましょう。

 

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※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak

2021年からNFTが流行りだした理由を解説

 

最近になって世間を賑わせている「NFT」ですが、その市場規模はこの数年間で数百倍に膨れ上がり、2022年現在では数兆円規模まで成長しています。成長速度もさることながら、すでにその市場の大きさも無視できない規模です。

 

100円ショップの市場規模が1兆円ほどなので、それを上回るスケール。今後も成長していくことを考えると、いち早く企業がチャンスをつかもうと参入してくるのも理解できますよね。そう、各企業はNFTを大きなビジネスチャンスと見ているわけです。

 

NFTが流行っている4つの理由

 

結論、NFTが流行っている理由は下記の4つです。

 

・コロナ禍でオフラインの経済活動が抑制されているから
・ブロックチェーンを基盤としている仮想通貨やDe-Fiが流行り出したから
・マーケットプレイスや取引所の整備が進み、ユーザーの利用環境が良くなったから
・オフラインでも有名なコンテンツがnftに参入し出したから

 

コロナ禍でオフラインの経済活動が抑制されているから

コロナ禍において、ITなどを除く、ほとんどの業界で経済活動が制限されています。サービス業はもとい、物を売る仕事でも苦しい状況が続いています。飲食店も言うまでもないですよね。職種的に見ても営業ができない、接客が出来ないなど、売上に直結する活動が制限されていますよね。

 

そんな中、オンラインでの経済活動に目が向きました。オンライン面談で場所に制限をかけず、日本中の人に営業をするようになり、飲食店はウーバーイーツなどでオンライン受発注のビジネスモデルに転換しだしました。

 

このように、コロナ禍においてオンラインでの商取引に対するハードルが下がった。これがNFTのブームを後押しする要因のひとつになったというわけです。基本的にNFTはオンラインで売買するものですから、2020年以前の世間の雰囲気ではここまで流行らなかったかもしれません。

 

NFTはオンラインで収益を上げることができる。ゆえに、すでにコンテンツを持っている会社や個人がこぞって使い出したというわけですね。

 

ブロックチェーンを基盤としている仮想通貨やDe-Fiが流行り出したから

 

NFTはブロックチェーン技術を基盤としています。ブロックチェーン自体、比較的新しい技術なので、詳しく知らない方も多いのですが、実は仮想通貨やDe-Fiもブロックチェーンを基盤技術としています。

 

この仮想通貨やDe-Fiがコロナ禍において投資家に”ウケた”。これがNFTのブームを後押しした要因の一つです。仮想通貨そのものはコロナ前からありましたが、まだまだその地位は低かったんですね。セキュリティ面でも事件が多かったですし、ボラティリティの大きさから、なかなか初心者が入りこむ余地がなかった。

 

ところが、ここに一つ要素が加わりました。コロナ禍で株価が軒並み下がるなか、仮想通貨はいち早く元の水準に回復したんですね。つまり、仮想通貨をリスク回避の資産として位置づけた投資家が出てきたというわけです。そんなわけで仮想通貨の地位が上がり、これに伴い、ブロックチェーン技術として関連するNFTにも注目が向いたというわけです

 

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マーケットプレイスや取引所の整備が進み、ユーザーの利用環境が良くなったから

 

NFTをやり取りするプラットフォームの整備が進んだのも要因のひとつ。世界最大規模のマーケットプレイスOpenSeaは初心者でも使いやすい仕様で、ユーザーの裾野を広げました。これがもっと使いにくい仕様であったなら、一部のコアなユーザー内で盛り上っていただけで、ここまで盛り上がらなかったはず。

 

ブロックチェーンやNFTについて詳しくない人でも、やり方さえ覚えてしまえば売買できるような仕組みが整備され、多くの人が企業が参入できる環境になったことが、NFTが流行った要因のひとつです

 

オフラインでも有名なコンテンツがNFTに参入したから

 

NFTに勝機を見出した企業や団体が参入してきたことも大きいです。アメリカでは業界を牽引しているDapper Labsはその立役者。海外ではNBA Top ShotやCrypto Kittiesをきっかけに始めた人も多いのです。後者はシンプルにNFTの仕組みに興味を持ったユーザーが楽しんでいるという印象ですが、前者は明らかに「これまでNFTに興味がなかった層」を取り込んでいます。

 

NBA Top ShotはアメリカのプロバスケットリーグNBAのコンテンツをNFT化したものです。過去の人気選手のスーパープレイをショートムービーにしてコンテンツ化し、販売を始めた。NBAのファンは幅広い年齢層で世界各国にいますから、熱狂的なファンは高値でもNFTを購入しました。結果、かつてないほどの売上が短期間で発生し、そのニュースはNFTの知名度を大きく上げることになりました。

 

現在はこれにとどまらず、アパレルやゲームなど、様々な業界でNFTを使う企業や団体が増えています。国内でもNFT化しているコンテンツが出てきています。例えば、手塚治虫氏の作品「鉄腕アトム」は人気を博しています。

 

大衆に認知されているコンテンツであれば、NFT化した際に売れやすいわけです。ゆえに、有名なコンテンツがこぞってNFTに参入し、大衆にリーチすることになりました。これが、結果的にNFT自体の認知度を高めていきました。非常にうまい仕組みですよね。

 

まとめ

 

さて、この記事のまとめです。

NFTが流行っている理由は下記の4つです。

 

・コロナ禍でオフラインの経済活動が抑制されているから
・ブロックチェーンを基盤としている仮想通貨やDe-Fiが流行り出したから
・マーケットプレイスや取引所の整備が進み、ユーザーの利用環境が良くなったから
・オフラインでも有名なコンテンツがnftに参入し出したから

 

ブロックチェーン技術を使ったサービスは今なお、世界中で開発されています。NFTの盛り上がりにより投資が盛んになったことで、一層成長スピードが上がっているので、これからの数年ではもっと多くのサービスを目にすることになるかと。既存のサービスやアプリとNFTを連携させる事例も増えてくると思います。セキュリティ面での整備が進めば、行政の仕組みにも取り入れられるかもしれません。ままだまだ発展途中のNFTですが、既に火がついている状況。今後、大火になることを期待して、油を注いでいきたいものですね。

 

こんな感じで、今回は以上です。

 

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※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak

  • この記事を書いた人

Shiromi

メタバース・仮想通貨・NFT・ブロックチェーンの情報発信をしています |犬とジャンプが好き

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