
本記事では、こんな疑問にこたえていきます。
最近、ブロックチェーンというワードを聞くことが増えてきました。でも「そもそもブロックチェーンがわからない」という人も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ブロックチェーンがあると私たちの生活にどう影響してくるのか、わかりやすく解説します。この記事を読めば「なるほど、そういうことね」と思えるようになります。それでは行ってみましょう。
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※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
そもそも、ブロックチェーンとはなにか?
結論、ブロックチェーンとは技術のことです。具体的には取引履歴を永久保存する技術です。例として、オンライン決済に注目します。
このご時世、既にデジタルでの取引は当たり前になっていて、アマゾンや楽天で買い物をしている人も多いのではないかと思います。
このネット上での商取引をより効率的に、安心に、低コストに実現出来るのが「ブロックチェーン」です。
ネット上のお金は誰が保証している?
私たちがアマゾンや楽天で買い物をするときには、クレジットカードのデータを入力することが多いかと思います。でも「このクレカの情報が勝手に使われたらどうしよう」と思ったことはありませんか?
ほとんどの人は「まあ大丈夫だろう」と考えますよね。なぜなら、アマゾンやクレカ会社が責任をもってセキュリティ管理をしているから。お金を安心して預けられる人や組織、仕組みがあるから、オンラインでの商取引は成り立っているというわけです。
仮想通貨は誰が安全性を保証している?
実のところ、アマゾンで買い物をするようなオンライン決済には仮想通貨が適しています。取引が楽ですし、手数料もほとんどかからないからです。でも仮想通貨はネット上のお金なので、実物がありません。ですので「こんなあいまいなモノを誰が使うか!」と感じる人も多くいるわけです。「オンラインでお金を持っていたら、ハッキングされて盗まれるかも」と考えるのは当然です。
たしかに、仮想通貨にはなんだか不安があります。そもそも、仮想通貨の安全性は誰が保障してくれているのでしょうか?会社が仮想通貨の流通や管理をしているんでしょうか?・・答えはNOです。だれもいません。その代わり、ブロックチェーン技術が仮想通貨の安全性を保障しています。
ブロックチェーンを使えば取引履歴を永久保管できる
想像通り、何のセキュリティもなければ、オンラインで仮想通貨は成立しません。ハッカーにのっとられて、仕組みが崩壊するのは目に見えているからです。当然、セキュリティ(=ブロックチェーン)が存在します。というより、もともとは仮想通貨の安全性を保障するためにブロックチェーンは生まれました。仮想通貨の取引履歴を保管するための技術として作られたものだったんです。
ざっくりとブロックチェーンの仕組みを理解する
ブロックチェーンの技術はこうです。まず複数人がコンピューターで正しい記録を順番に保存していきます。それぞれの記録は「ブロック」と呼ばれ、次の記録者にデータが引き継がれていきます。なので、それぞれの記録(=ブロック)はつながっているんです。それを「チェーン(=鎖)」と表現しています。
次々に作られるブロックは蓄積していきます。また、それぞれのブロックは前のブロックのデータを引き継いでいるので、もしどこかでデータが書き換えられたら、それまでのデータとかみ合わなくなります。これが改ざんを防ぐ仕組みになっています。
ブロックのデータ改ざんは本当に不可能か?
とはいえ、データの改ざんは不可能ではありません。それまでのブロックをさかのぼって、すべてを書き換えていけばいいのですから・・。でも、それをやる人はまずいません。なぜなら、すべてのブロックのデータを改ざんするには何十億円とかかるからです。
通常、ブロックチェーン技術でデータを保管していく作業は電力消費量が多いんです。それを、これまですべてのブロックのデータを改ざんすることは、技術的に可能かもしれませんが、経済的にやる意義がありません。身銭を切るハッカーはいませんよね。
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ブロックチェーンと仮想通貨は別物
ここまでご説明したように、ブロックチェーン技術で成立しているのが「仮想通貨」です。ブロックチェーンがないと仮想通貨は成立しません。でも仮想通貨が無くてもブロックチェーンは存在します。そういう関係です。よく混同する方がいますが、ブロックチェーンと仮想通貨は従属のような関係です。
ブロックチェーンが使われる用途は様々
ここまではブロックチェーン技術を元に、仮想通貨が決済システムに影響することを解説しました。ただ、ブロックチェーンの応用は仮想通貨だけにとどまりません。例えば、行政のデータ管理にも使われる可能性があります。
引っ越しなんかがあると、その都度、役所に書類を提出しなければいけないですよね。実にめんどくさい。これもブロックチェーンがあるとだいぶん楽になります。つまり、行政はブロックチェーン技術を元に、市民や町民の個人情報を改ざん不可能なデータとしてブロックに記録していきます。
ネットワークが使える環境であれば登録データは閲覧可能です。要するに、引っ越し先の市区町村への手続きがすべてオンラインで対応可能になるかもしれないということです。
選挙における投票もオンラインで出来る?
選挙もそうです。国民の投票数を確実に集計するため、これまでは指定の場所で、厳格に執り行われていました。これもブロックチェーン技術があればオンラインで一部対応ができます。票数が途中で改ざんされることが無くなるので、時間的、地理的な投票へのストレスが軽減されます。
もちろん、オンラインですから「本当に投票者なのか?誰かがまとめて処理しているんじゃないか?」といった課題はありますので、それは別途対応が必要です。とはいえ、ブロックチェーン技術のおかげで選択肢が増えたことは間違いありません。
他の業界でも様々な用途がある
個人データを複数のコンピューターで管理すること自体、これまでは難しいものがありました。それがなくなることは、様々な業界での応用が期待できます。たとえば物流業界でもそう。個人住所や注文品の管理を複数のコンピューターやシステムで管理できます。さらには医療、金融、芸術、教育などの分野でも使えるようになります。
まとめ
さて、この記事のまとめです。
ブロックチェーンとは、改ざんできないデータを複数のコンピューターで保管する技術のこと。ネットでの取引を楽に・安心に・低コスト・効率的にしてくれる可能性があり、将来的には物流、医療、行政、教育、美術などの分野で応用が期待されている。
ブロックチェーンはなかなか理解しづらい仕組みですので、まだ参入している企業も少ないです。行政への導入はそれ以上におそくなるでしょう。でも理解いただいた通り、様々なメリットがあり、私たちの生活をより便利にしてくれる技術です。遅かれ早かれ、いずれは生活に入り込んでくるのではないかと思っています。
生活をより良くしてくれる技術、素晴らしいですよね。というわけで、今回は以上です。
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